海に遠吠え活動記録

2020年1月 結成 | 神戸大阪にて活動 | 繊細かつ素直な文脈とリアリティを追求した演出・演技、遊び心ある照明は新たな作風を生み出します | 2021/12/8-22 「Kの昇天-或はKの溺死-」配信予定

今後についてのお知らせ

いつも海に遠吠えを応援してくださり、誠にありがとうございます。

 

このたび、海に遠吠えは第4回公演をもって、期間を定めずに冬眠期間に入ることといたします。

 

2020年に結成して以来、「まぼろし」「夜明け、輪郭線をなぞって。」「Kの昇天 -或いはKの溺死- 」「うつろう君が、知らないこと」「光を編む」の計5回作品制作をおこなってまいりました。

各作品を見届けてくださった皆さまへあらためて御礼申しあげます。

 

なお、冬眠期間中、夏井・山本ともに、演劇活動をそれぞれおこなってまいります。

お力になれることがあれば、どうぞお気軽にお声がけいただけますと幸いです。

 

また、冬眠期間とはなりますが、第4回公演「光を編む」の映像販売を年内〜年始に予定しております。

過去作品につきましても、BOOTHにて脚本・映像の販売は引き続きおこなっておりますので、よろしければお手に取っていただけますと幸いでございます。

 

解散ではなく冬眠なので、海に遠吠えでまた新たに作品をつくりたい、そう思えたとき、きっと大きな声で遠吠えをすると思います。

遠吠えが聞こえたときは、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

重ねてとなりますが、これまで海に遠吠えを応援してくださった皆さま、ならびに関係者の皆さまへ、厚く御礼申しあげます。

 

今後とも海に遠吠えをよろしくお願いいたします。

 

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海に遠吠え 夏井菜月 山本舜介

 

 

 

「光を編む」出演者インタビュー:吉田凪詐

海に遠吠え第4回公演「光を編む」

出演者インタビュー

 

吉田凪

 

山口県生まれ。
舞台に出演しています。

 

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今回の出演理由:

オファーが来て、作品を作ったことのない人たちだったから

 

稽古の中での印象的な出来事:

稽古場のドアがガタガタ揺れる

 

役づくりの中で悩んだことや心掛けたこと:

楽しくする

 

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ほかの出演者の方々への最初の印象:

夏井さん よく喋る電話の声

内藤さん 知らない人

きたにしさん 知らない人

七井さん 劇団飛び道具の人

魚さん うっすら知ってた人

 

ほかの出演者の方々への現在の印象:

夏井さん 夜勤でつかれてる 多分、同じ意見になって 愛されたい人 気持ちはわかる

内藤さん 喋らない人 でも、内藤さんの弟が大学の同期だった 喋らないのにそれを伝えてくれた人

きたにしさん 会う前はおじさんだと思ってた 駅伝で感動する 熱心に聞いたら自分がいい人みたいに させてくれる人

七井さん 大人の人 大人がいると安心する いつもシャツにシワがなくてキレイですね

魚さん 知ってそうだった人ほど距離をとって似てないとこを探す 自分の話

 

今作のテーマについて:

自分の事を自分で作って自分でやること

 

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観客に観てほしいポイント:

自分が他人だったら、 それがどれだけ自分か それで他人か

みたいなモードで見てもらえると楽しいかもしれません

 

PR:

頑張って作るので好きに見てください!

会場の横にカローラっていう喫茶店がある

今はどうかは知らないけどタバコが吸える

と、スパゲッティとかケーキとか、美味しいものがあると思う

行ってみてください!

 

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海に遠吠え第4回公演

「光を編む」

2025/10/31-11/3(金-月)

大阪・寺田町 表現者工房にて

 

チケット料金:一般 3000円/U-26 2500円/+当日300円

 

脚本・演出:夏井菜月

出演:夏井菜月(海に遠吠え)/きたにしてつや(ゆとりユーティリティ)/内藤彰子(喜劇結社バキュン!ズ/第九惑星)/七井悠(劇団飛び道具)/山本魚/吉田凪

 

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「光を編む」出演者インタビュー:山本魚

海に遠吠え第4回公演「光を編む」

出演者インタビュー

 

山本魚

 

1997年生まれ。京都府出身。
京都大学の演劇サークル劇団ケッペキで演劇を始め、劇研アクターズラボで俳優としての活動を始める。
現在は京都を中心にフリーで活動している。

 

過去出演作:

コトリ会議『晴れがわ』/よるべ『きろについて』『くじらのいびき』『三角形の片隅は』/地点『マクベス』他

 

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今回の出演理由:

夏井さんとは初めましてですが、お声がけいただき、お力になれることもあるかなと思ってお受けしました。

 

稽古の中での印象的な出来事:

演劇として面白い作品にするために、知恵を絞り出すことを惜しまないところが素敵な座組だと思います。

 

役づくりの中で悩んだことや心掛けたこと:

あんまり悩んではないですね…現実的な視点を持ったある意味わかりやすい人物なので、自分の価値観とも照らしつつ作品の土台の一端を担えたら。

 

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ほかの出演者の方々への最初の印象:

実力者揃いだなと思いました。とはいえあんまり気後れせずやっていきたいなと思ってました。

 

ほかの出演者の方々への現在の印象:

かわいい。優しい。おもしろい。

 

今作のテーマについて:

親族の死がテーマですが、血のつながった家族でも意外と“当たり前”を共有していないというところも一つのテーマになるのかな、と思います。

 

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観客に観てほしいポイント:

自分を取り巻く出来事を、登場人物たちがそれぞれどんなふうに受け止めるのか。

 

PR:

本番までどんどんブラッシュアップしていきますので、観に来てください!

よろしくお願いします!

 

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海に遠吠え第4回公演

「光を編む」

2025/10/31-11/3(金-月)

大阪・寺田町 表現者工房にて

 

チケット料金:一般 3000円/U-26 2500円/+当日300円

 

脚本・演出:夏井菜月

出演:夏井菜月(海に遠吠え)/きたにしてつや(ゆとりユーティリティ)/内藤彰子(喜劇結社バキュン!ズ/第九惑星)/七井悠(劇団飛び道具)/山本魚/吉田凪

 

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「光を編む」出演者インタビュー:七井悠

海に遠吠え第4回公演「光を編む」

出演者インタビュー

 

七井悠(劇団飛び道具)

 

1981年生 大阪市在住。

立命館大学にて在学中から演劇活動を始める。

身体障碍者である金滿里が作・演出・出演を行う、劇団態変(現:態変)の演出助手として2004年から継続的に参加。

2017年より劇団飛び道具所属。近年は劇作家 久野那美の作品に2014年以降すべて俳優として出演し、利賀演劇人コンクール、せんがわ劇場演劇コンクールで作品賞を受賞。

 

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今回の出演理由:

若い方に出演の声をかけられるのは、光栄なことなので。

 

稽古の中での印象的な出来事:

演出である夏井さんが俳優としても出ている為、基本的には「前からの視点」が無い ということがまずあります。が、他の出演者の方々がシーン毎に色々な検討を繰り返し、夏井さんもそれに対して、熟考したり応答しながら作っているのが印象的です。

 

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役づくりの中で悩んだことや心掛けたこと:

叔父役という、実年齢より年上の役 というのは初めてなので、「年長者」の感覚をどのように考えてゆくのか、ということがあります。あと、今回の作品は夏井さんの実体験に強く結びついていると感じます。それに基づいて書かれた作品を、如何に私が客観視して役と劇空間に落とし込んでゆくかが重要かなと思っています。

 

ほかの出演者の方々への最初の印象:

台本を読んでの感想であったり、演技してみてからのシーンの感想であったり、とにかく言葉が出てくるのが早いです。非常にクレバーな方達なのだと思います。

 

ほかの出演者の方々への現在の印象:

遊び心もたくさんあるので、物事を客観視することに長けているのだろうなと感じます。

 

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今作のテーマについて:

家族、です。単純に見えてとても複雑だし、範囲が広いテーマだと思います。

 

観客に観てほしいポイント:

今回の作品は、ドラマらしい激しいやり取りや対立はパッとは観て取れず、かなり淡々と進む話だと思っています。その淡々としたやり取りの中にある、各々の関係性や、登場人物の背景を味わってもらえたらと。

 

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PR:

私は関東出身で、今まで関西弁の芝居を覚えている限りでは1回しか出演していないので、私の関西弁チャレンジを観てください。

 

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海に遠吠え第4回公演

「光を編む」

2025/10/31-11/3(金-月)

大阪・寺田町 表現者工房にて

 

チケット料金:一般 3000円/U-26 2500円/+当日300円

 

脚本・演出:夏井菜月

出演:夏井菜月(海に遠吠え)/きたにしてつや(ゆとりユーティリティ)/内藤彰子(喜劇結社バキュン!ズ/第九惑星)/七井悠(劇団飛び道具)/山本魚/吉田凪

 

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「光を編む」出演者インタビュー:内藤彰子

海に遠吠え第4回公演「光を編む」

出演者インタビュー

 

内藤彰子(喜劇結社バキュン!ズ/第九惑星)

 

1月25日生まれ。
高校時代、演劇部に入部したことからお芝居に関わることとなる。喜劇結社バキュン!ズ所属。今年から第九惑星にも加入した。外部でもおもに大阪や京都で舞台に出演している。

 

過去出演作:
努力クラブ「そして、ここからはミューズの街(オフリミットの改めたやつ)」、
喜劇結社バキュン!ズ第5回公演「絶対そのうち誰か怪我する」、第九惑星「SYNCHRONIZED ACTORS」、まど劇「つきなみ」

 

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今回の出演理由:

前作の、「うつろう君が、しらないこと」を配信で拝見していて、人の不器用さ、そのやるせなさの描かれ方がとても好きだなって思っていたところに夏井さんからありがたくもお声掛けいただきました。是非その作品作りに関わってみたく、今回参加させていただきました。

 

稽古の中での印象的な出来事:

意外と(?)ユーモアある人達だらけの座組のため、稽古中謎のコメディ路線になったりすることがたまーに、あります。みなさん個性豊かなおもろさを持っていてとても羨ましい…。

 

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役づくりの中で悩んだことや心掛けたこと:

夏井さんのご家族のことが元ネタになっているということで、私の演じる役にもモデルがいるということを聞いていました。そこを私が演じる上でどう作ってゆけば違和感なく馴染むだろうと悩みながら向き合っています。

 

ほかの出演者の方々への最初の印象:

一方的に舞台上で観たことがあったりするのですが、共演は初めましての方ばかり。

みなさん実力派の方っていう印象で。緊張!しました!!

 

ほかの出演者の方々への現在の印象:

みなさん、より良い作品を作るために惜しみなく演劇に向き合われているなって思います。言語化が上手な人が多い。そういう風に向き合えばいいんだ…!と、ハッとさせられることばかりです。

 

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今作のテーマについて:

「日常」。さまざまな非日常が発生するなかでのお話なのですが、私はそれらだって、日常のうちのひとつだ、と思ったりします。時に懐古したり後悔したり思いをぶつけあったりしながら、大切な誰かを支えにしてその日その日を生きている。

 

観客に観てほしいポイント:

登場人物全員、基本的に関西弁なところ。 関西弁ってかわいい。

 

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PR:

是非、たくさんの方に観にきていただけると嬉しいです。ご来場お待ちしております!

 

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海に遠吠え第4回公演

「光を編む」

2025/10/31-11/3(金-月)

大阪・寺田町 表現者工房にて

 

チケット料金:一般 3000円/U-26 2500円/+当日300円

 

脚本・演出:夏井菜月

出演:夏井菜月(海に遠吠え)/きたにしてつや(ゆとりユーティリティ)/内藤彰子(喜劇結社バキュン!ズ/第九惑星)/七井悠(劇団飛び道具)/山本魚/吉田凪

 

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「光を編む」出演者インタビュー:きたにしてつや

海に遠吠え第4回公演「光を編む」

出演者インタビュー

 

きたにしてつや(ゆとりユーティリティ)

 

1997年11月2日生まれ。俳優。コント作家。

2019年ゆとりユーティリティという演劇をするロックバンド(と言ってるだけで誰も楽器を弾けない)を高校の同級生と共に立ち上げる。2020年京都学生演劇祭にて『満塁デストロイ』に出演し、観客賞を受賞。同作品で第6回全国学生演劇祭に出場し、審査員優秀賞並びに観客投票1位を獲得、また2024年 INDEPENDENT:24 本選出場を果たす。また2023年頃からユーティリティボーイズというお笑いトリオを結成しコント公演やライブ出演などで活動中。2025年キングオブコント2回戦出場。右投右打。気にしい。素直。

 

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今回の出演理由:

夏井さんが困ってそうだったからです。まあ夏井さんとは面識なかったんですけど。

 

稽古の中での印象的な出来事:

よく使う稽古場の窓なんですけど、きっと壊れているか何か危ないからなんでしょうが「開閉禁止」と書かれていて、それを見るといつも「開」を禁止にした時点で「閉」をすることはできないから「開禁止」だけでいいのになと思っています。

 

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役づくりの中で悩んだことや心掛けたこと:

タバコを吸う役なのにタバコを吸ったことがないので練習しないといけないなあと思ってます。こうやって一本吸ってみて、もったいないから一箱吸ってみて、そうやってタバコ吸いになっていくんですかね

 

ほかの出演者の方々への最初の印象:

おしとやかそうだなと思いました

 

ほかの出演者の方々への現在の印象:

照れますね

 

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今作のテーマについて:

 

観客に観てほしいポイント:

開始65分後くらいのシーン(稽古の進度によっては前後するかもしれません)

 

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PR:

ちょっと締め切りが迫ってて急いでこれ書いてるんですけどそうだなあピーアールうーんえーっといや言葉に詰まってるのは悪いことではなくてですねちゃんと言葉を選んで誤解のないよう伝えたいという気持ちの表れなんですけどまあこういう文章ってスパッと簡潔に書いたほうがいいんですけどちょっと苦手でしてじっくり考えますけど、まずあれですねあのー僕個人的にはですねあーこういう親戚いるなーとか集まったらこういう会話するよなーって感じてまして夏井さんとは出身全然違うんですけど自分の実家とか地元を思い出しますねーただやっぱズケズケしてるんで親戚付き合いのヤな部分とかも見えててまー結構家族ってのがキーワードになってるのかな?なんかそんな気もしますんでそういう部分も注目かなあって思いますね。それからねー結構煙がねー煙です『煙』がねー中々良い効果をもたらしてる気がしてますねえうーん糸とかもですねー何と言いますかこれあんま言っちゃだめなのかな?わかんないですが、空からやって来るものと空へ行くものとがねーなんかうまいこと相互交通になってましてね結構意味ありげ?なものになってると思いますね『煙』が良い味出していくような気がしてますよこれからね。みなさんも空に思いを馳せてみてはいかがでしょうかね。唐突に終わります。結構みんなで丁寧に慎重につくっているので緊張しますけど丁寧、なんか丁寧を観に来てもらえたらなって思いますね。これ前の質問で答えるべきことでしたかね。きたにしと言いますよろしくお願いします。海に遠吠えという劇団らしいですよろしくお願いします。ありがとうございました。

 

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海に遠吠え第4回公演

「光を編む」

2025/10/31-11/3(金-月)

大阪・寺田町 表現者工房にて

 

チケット料金:一般 3000円/U-26 2500円/+当日300円

 

脚本・演出:夏井菜月

出演:夏井菜月(海に遠吠え)/きたにしてつや(ゆとりユーティリティ)/内藤彰子(喜劇結社バキュン!ズ/第九惑星)/七井悠(劇団飛び道具)/山本魚/吉田凪

 

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「光を編む」出演者インタビュー:夏井菜月

海に遠吠え第4回公演「光を編む」

出演者インタビュー

 

夏井菜月(海に遠吠え)

 

1999/8/10生まれ。海に遠吠え主宰。

2016年より演劇をはじめ、現在は海に遠吠えの脚本・演出・制作、俳優とマルチに活動中。

今作では脚本・演出・出演・制作を手がける。

 

過去出演作

白河夜船「メーデーメーデー -canary in the coal mine-」、海に遠吠え「夜明け、輪郭線をなぞって。」、ソキュウ「蟻のプール」、合田団地『リゾート(なかった青春の末路としての)』、べろべろガンキュウ女「大山田優希と三人の元セフレ」、海に遠吠え「うつろう君が、知らないこと」、第九惑星「My Love's sold」等

 

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今回の出演・執筆理由:

前回の「うつろう君が、知らないこと」から、また新たに作品をつくるにあたって、何を書くべきか、何を作るべきかとても迷いました。脚本家として、演出家として、役者として自分に課したいものがあって、それらを全うできるような、それでいて「今」の自分自身が感じていること・考えていることを表現できる作品にしたくて。考えているなかで、いろんな理由で落ち込む時期があり、ふと人生における緊張の糸が切れた瞬間があって。「これから」がもやがかかったように見えづらくなったそのときに浮かんだことをベースに今作は作られています。 書くことで何か、整理ができる気がしたし、どこか前向きになれる気がして、それは書き終えた今もそう思っています。諸々込みで、今までで一番難易度が高く、切実な作品になりました。

 

稽古の中での印象的な出来事:

皆さん小劇場のなかで様々な経験をしっかりと踏んでこられた、人生の先輩方なのでとても頼りにしています。稽古序盤は特に迷いや行き詰まりを感じることが多かったですが、優しく見守ってくださり、ときにアドバイスまでくださって、感無量です。頭が上がりません。 ちょっとした休憩中には、それぞれの現場での出来事や舞台の感想を共有してくれて、好きなものの話に花を咲かせることもしばしばあって。ユーモアのある方が揃っているのかもしれないと最近は思います。楽しい時間を過ごせています、感謝です!

 

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役づくりの中で悩んだことや心掛けたこと:

主人公を演じるのですが、いつにも増して繊細だなあと思います(役者目線)。

年相応の悩みもありつつ、いつまでも消化できないわだかまりもあったりして、それらに対する向き合い方、切実さを全面に出せたらいいなと思っています。 「あんな頃あったなあ」とかではなくて、自分ごととして受け止めてもらえるように演じたいなと思います。

 

ほかの出演者の方々への最初の印象:

全員はじめましての方ばかりですが、信頼の置ける方に!と期待して、それに皆さんとても応えてくださっているなと感じています。

きたにしてつやさん:大きいな……と思いました。笑 雰囲気からして愉快な人!

内藤彰子さん:もの静かそうに見えて、芯の強い人だと思いました。

七井悠さん:快くオファーを引き受けてくださって、とても嬉しかったです。実直な人だと感じました。

山本魚さん:ぱっきりした雰囲気のなかにやわらかな人柄を感じる人だなと思いました。

吉田凪詐さん:眼差しが優しいのにバリバリ動ける人ですごいなあと思いました。

 

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ほかの出演者の方々への現在の印象:

きたにしてつやさん:なにか一言喋るだけでちょっと面白いので、それはもう天性の才能だな〜と。笑 さりげない気遣いに不器用さと心根の優しさを感じられて、今回の役にぴったりだ!と最近はとても思います。

内藤彰子さん:内気ながら、秘めたパワーを感じます。きっと演劇のことをとても好きでいらっしゃるのだと思うので、思う通りに、楽しんでやってほしいと思っています。

七井悠さん:関西弁に翻弄されつつも、与えられた役についてのアプローチが的確で尊敬です。稽古場でも適宜アドバイスや質問をくださるので、助かっています。私はお酒が飲めないですが、全然七井さんと飲みたいです。

山本魚さん:稽古中助けられる場面が多くて、本当にありがたいです。冷静沈着で、皆さんそうなのですが、自分の役だけでなく作品そのものと向き合ってくださっていることを感じられて、本当に嬉しいです。時折見せてくださる笑顔が素敵だなと思っています。

吉田凪詐さん:すごくいい人だなと。この「いい人」は、いろんな良い意味を含めての「いい人」なのですが、当初もっと怖い人をイメージしていたので、知れば知るほど、最近は特にいい人だと感じる場面が多いです。吉田さんと一緒に演劇できて嬉しいなと素直に思います。

 

今作のテーマについて:

生と死に対する価値観、あるいは向き合い方だと思います。わりとこれは自分のこれまでの作品とも通ずるところではありますが、今作ではそれがより一層色濃く表現されているかなと思います。

 

観客に観てほしいポイント:

個人的にかわいい〜!と思うやりとりや関係性、ゆるい普遍的な家族のやりとり、葬式で久しぶりに会った親族に近況を聞きまくるような会話など、よくある人間関係の描写に力を入れています。演劇ならではというよりかは、日常の延長線、いつかどこかで経験したような場面を想起させるようなそんなやりとりが多くあるので、是非親族の一人となって観てもらえたら嬉しいです。あわよくば、誰かのことを好きになってもらえるといいなと思います。

 

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PR:

これを言うとずるいかもと思うのですが、今作にて海に遠吠えはしばらく休眠期間に入ります。

だからこそ、「これから」を編んでいけるよう、今作をつくりました。

生きること、何かを選び行動すること、これからに向き合うこと。

光の先で、皆さんと出会えることを楽しみにしています。

 

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海に遠吠え第4回公演

「光を編む」

2025/10/31-11/3(金-月)

大阪・寺田町 表現者工房にて

 

チケット料金:一般 3000円/U-26 2500円/+当日300円

 

脚本・演出:夏井菜月

出演:夏井菜月(海に遠吠え)/きたにしてつや(ゆとりユーティリティ)/内藤彰子(喜劇結社バキュン!ズ/第九惑星)/七井悠(劇団飛び道具)/山本魚/吉田凪

 

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